文庫の”身長”、意識したことありますか?

 

 こんにちは、自由の森学園図書館です。

 暑い!猛暑通り越して酷暑では??と額に汗する毎日ですが、皆さん熱中症対策はばっちりですか?

 こんな高温の中ではスマートフォンやパソコンを操作していると熱が・・・。

 たまには機械の電源をOFFにして、地球にも優しい「読書の夏」はいかがでしょうか。

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 「じもりの夏、文庫の夏」と題しまして、もうすぐやって来る長い休暇期間に1冊、文庫本を読んでみませんか?という企画。

 書店さんでもこの時期は「新潮文庫の100冊」(新潮社)、「ナツイチ」(集英社)、「カドブン」(KADOKAWA)など、文庫フェアをやっていますね。

 家でじっくり浸るもよし、移動のお供に連れて行くもよし、ポータブルなサイズは本を身近に感じさせてくれます。

 そうそう、集英社さんのHPで拝見したのですが、「ポケットに入るサイズの文庫本は、実は日本にしかないメディア」だそうです。へぇ~。

 ただね、皆さん。文庫=A6サイズと言われているんですが、出版社さんで大きさが若干違うってご存知でしたか?

 実際に並べてみるとこんな感じ。



 デコとボコ。図書館では文庫本を著者名順に棚に置いているのでよく分かる微妙なこの差。書店ではスラッと綺麗に並んだ姿を目にする機会が多いため、見る人によっては新鮮かもしれませんね。(書店では出版社毎に棚を設けているので、大きさが揃い、綺麗に並ぶのです)

 ちなみにですが、出版社別の文庫本サイズは下記の通り。

 岩波文庫・講談社文庫:14.8cm、角川文庫:14.9cm、新潮文庫15.1cm、集英社文庫15.2cm、ハヤカワepi文庫:15.7cm

 測ったのかーい!暇なのかな?と思われるかもしれませんが、暇ではないです。本の大きさって重要なのです。例えば、棚の大きさ(縦)が15cmだった場合、岩波・講談社・角川の文庫は(ギリギリ)置けるけれど、新潮・集英社・早川の文庫は入らない!・・・ということもあり、図書館では(おそらく書店さんも)本の大きさとか幅がけっこう大事になってくるんですね。

 自分も、この世界に足を踏み入れてから、そういう事を意識するようになりました。

 皆さんも、興味があれば色んな図書館や書店さんの棚をじっくり味わってみてくださいな。

 ではまた。

 

自由の森学園図書館

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